- アイスブレイクの手順を知りたい。
- アイスブレイクが失敗しないコツってありますか?
- 具体的なアイスブレイクを早く教えてほしい。
こんなお悩みを解決します。
この記事では、保育園の保護者会・懇談会に向いているアイスブレイクを17個まとめました。
16年保育士をやってきて、自分や先輩たちの経験から、誰でもやりやすいアイスブレイクだけを集めています。
- 保育歴16年の保育士
- 0歳から5歳まですべて経験
- GWT初級アドバイザー(日本グループワーク・トレーニング協会認定資格)
- 保育歴16年の保育士
- 0歳から5歳まですべて経験
- GWT初級アドバイザー(日本グループワーク・トレーニング協会認定資格)
記事の前半では「アイスブレイクのねらいや進め方」や「失敗しないポイント」についてまとめています。
後半では3つのタイプに分けて、17個のアイスブレイクを紹介しています。
「保護者会の雰囲気が良くなる方法が知りたい」「アイスブレイクのネタを増やしたい」などと思っている保育士さんはぜひご覧ください。
アイスブレイクのねらいは?
保育園でも「アイスブレイク」って耳にするんですけど、どんなねらいでやるんですか?
アイスブレイクは「みんなの緊張をほぐして、話しやすい雰囲気を作る」ためにやります。
具体的には、こんなことをやります。
- 「好きな食べ物は何ですか?」と質問し、順番に答えていく
- 「今日の気分を天気で表すと?」などと尋ねてみる
- 小さなグループで「3つの共通点を見つけよう」というゲームをする
これらの活動を通じて、知らない人同士でも少しずつ打ち解けていけるんです。
アイスブレイクにはメリットがたくさんあります!
- みんなの緊張がほぐれる
- 話すきっかけができる
- お互いのことを少し知れる
- その後の話し合いも活発になる
参加者の皆さんの雰囲気が柔らかくなるので、そのあとの担任からの話も、より集中して聞いてもらえるようになります。
だから、保護者会や懇談会の始めにやるんですね!
アイスブレイクのやり方
保護者会や懇談会でアイスブレイクをやる方法をまとめます。
1. 事前準備
- 参加人数や時間、会の目的に合わせてアイスブレイクを選ぶ
- 必要に応じて道具(例:ペン、ポストイット、名札など)を用意する
2. 導入
- アイスブレイクの目的やねらいを簡単に説明する
- ルールをわかりやすく説明し、質問があれば受け付ける
3. 実施
- 時間を計りながら、和やかな雰囲気で進行する
- 全員が参加できるよう、さりげなくフォローする
4. まとめ
- 活動を振り返り、次の議題へのつながりを意識して締めくくる
保護者会や懇談会では、最初の緊張感をほぐすために、自己紹介とセットでアイスブレイクをやることが多いですね!
失敗しないアイスブレイク5つのポイント
誰もが参加しやすいアイスブレイクをやるには、どうしたらいいですか?
この5つが基本になります!
1. シンプルで分かりやすいルールにする
- 複雑なルールは避け、誰でも理解しやすい内容にする
- 必要に応じて、具体例を示す
2. 答えやすい質問内容にする
- 深く考えなくても答えられる質問を選ぶ
- 性別や年齢を問わない、答えやすい質問にする
3. 短時間で終わる
- 1人30秒〜1分程度で終わる内容が理想的
- 長引くと、保護者会の時間がなくなってしまう
4. 正解・不正解がないものにする
- 個人の意見や好みを聞く内容にする
- 競争要素は控えめにする
5. すぐにできるものにする
- 座ったままできる内容を選ぶとスムーズ
- 必要な道具は保育園で用意する
大切なのは、参加者のみなさんが「楽しい」「答えやすい」と感じられることですね!
保護者会や懇談会でできるアイスブレイク17選
どれもすぐに、誰でもできるタイプのものを、ピックアップしました。
保護者会や懇談会の最初に、自己紹介と一緒にやると、和やかな雰囲気で会をスタートすることができます。
やり方を説明した後、担任が見本を見せるとわかりやすいですね!
タイプ①:保護者が自分のことを話す
親になると自分のことを話すのが減るので、貴重な機会となります。
1.最近のマイブーム
- ねらい:自分の好きなことなので、誰でも楽しく話せる。
- 内容:最近夢中になっていることや、新しく始めたことを紹介する。
- 例:「最近、朝ヨガを始めました。体が柔らかくなってきて嬉しいです」
2.特技アピール
- ねらい: 保護者同士で、普段知らない一面を伝え合うことができる。
- 内容:自分の特技や得意なことを一つ紹介する。
- 例:「私の特技はマラソンです。42.195Km走ることができます」
3.行ってみたい国
- ねらい:参加者の興味や夢を共有し、会話のきっかけを作る。
- 内容:行ってみたい国を一つ上げ、その理由を簡単に述べる。
- 例:「オーロラを見たいので、アイスランドに行ってみたいです」
4.ストレス解消法
- ねらい:日常生活の工夫を共有したり、思わぬ一面を見せることで親しみが湧く。
- 内容:自分のストレス解消法を一つ紹介する。
- 例:「ストレス解消法は、大声で歌うことです。車の中で熱唱しています」
5.好きな季節
- ねらい:参加者の好みや価値観を知り、共通点を見つける。
- 内容:一番好きな季節とその理由を述べる。
- 例:「春が好きです。桜を見ると心が明るくなるからです」
6.今欲しいもの
- ねらい:参加者の現在の関心事や願望を知る。
- 内容:今一番欲しいものを一つ上げて、理由を添える。
- 例:「ロボット掃除機が欲しいです。掃除の時間を減らしたいので」
7.自分の性格を一言で
- ねらい:自己認識を共有し、互いの理解を深める。
- 内容:自分の性格を一言で表現し、具体例を伝える。
- 例:「私の性格は『のんびり屋』です。電車の時間がギリギリの場合、すぐにあきらめて次の電車に乗ります」
8.将来の夢
- ねらい:参加者の希望を知り、前向きな雰囲気を作る。
- 内容:叶えたい将来の夢を一つ紹介する。
- 例:「将来の夢は、絵本作家になることです」
9.自分を動物に例えると
- ねらい:ユーモアを交えて自己表現し、和やかな雰囲気を作る。
- 内容:自分をある動物に例え、その理由を簡単に説明する。
- 例:「私はナマケモノです。朝起きるのが苦手なので。」
誰かの発表が終わったら、必ずみんなで拍手をしましょう!
タイプ②:子どものことを話す
大切なわが子のことを話すのは、誰にとっても嬉しいものです。
1.子育てで大切にしていること
- ねらい:育児の価値観を共有し、互いの考えを知る。
- 内容:子育てで大切にしていることを一つ紹介する。
- 例:「子どもの話をしっかり聞くことを大切にしています」
2.子どもとよくする遊び
- ねらい: 子どもとの関わり方のアイデアを交換する。
- 内容: 子どもとよくする遊びを一つ紹介する。
- 例: 「休日は公園で追いかけっこをします」
3.子どもの好きな絵本
- ねらい: 同じクラスの友だちのことを知り、絵本への興味も広がる。
- 内容: 子どもが好きな絵本を一冊紹介する。
- 例: 「『はらぺこあおむし』が大のお気に入りです」
4.子どもの好きな食べ物
- ねらい: 同じクラスの友だちのことがわかり、家でも話題にできる。
- 内容: 子どもが好きな食べ物を一つ紹介する。
- 例: 「カレーライスが大好物です」
5.子どものマイブーム
- ねらい: 子どもの現在の関心事を共有する。
- 内容: 子どもが最近夢中になっていることを紹介する。
- 例: 「娘は最近、折り紙にはまっています」
私が見本で話す場合は、「クラスの子どもの◯◯」という形で話せばOKですね!
タイプ③:ゲーム性のあるもの
なるべく時間がかからず、保護者会の最初にみんなでひと笑いできるアイスブレイクです。
1.子どもエピソード当て
出題者は担任。手を上げるのは保護者です。
- ねらい: 保育園での我が子の姿を知り、子どもの様子をみんなで共有する。
- 内容: 担任が子どものエピソードを紹介し、自分の子どものことだと思ったら保護者が手を上げる。
- 例: 朝から元気いっぱいで、毎日担任に「今日、外行く?」と聞いてくる、お外が大好きな子は誰でしょうか?
手を上げた保護者は、簡単に自己紹介をしてもらう流れがスムーズです。
同時に複数のお母さんが手を上げたり、手をあげなかったお父さんが「えっ、うちなの?」と驚いたり、盛り上がること間違いなしです!
2.名前リレー
保護者のほとんどが「始めまして」の状態のときに向いています。
- ねらい: 参加者の名前を覚え、お互いに親近感を感じる。
- 内容: 自己紹介をしながら、隣の人の名前も言っていくゲーム。
やり方をもう少し解説します!
- 参加者全員で輪になって座ります。
- 司会者が「自己紹介リレー」というゲーム名を伝え、ルールを説明します。
- 司会者から時計回りに進めていきます。
- 最初の人は「私は〇〇です」と自己紹介します。
- 次の人は「私は〇〇さんの隣の△△です」と言います。
- その次の人は「私は〇〇さんの隣の△△さんの隣の□□です」というように、前の人たちの名前を順番に言っていきます。
- 一周するまで続けます。名前を忘れてしまった場合は、みんなで優しくフォローしましょう。
- 最後の人は全員の名前を言うことになるので、大きな拍手で盛り上げます。
このゲームのポイントは、和やかな雰囲気づくりです。
間違えそうになったら名札をそっと見せるなど、楽しく温かい空気を作ることが大切です。
保護者の方々にとって、初めての保護者会は緊張するものです。
このゲームを通して少しでもリラックスしてもらい、和やかな雰囲気で会を進められるようにしましょう。
3.共通点探し
最後は動きのあるアイスブレイクです。
- ねらい: 参加者同士の類似点を見つけ、親密感を高める。
- 内容: 2人1組のペアになり、2分間でお互いの共通点をできるだけたくさん見つける。
- 例: 「私たち、同じ年に結婚して、長男が同い年で、好きな食べ物も焼き肉だったんです!」
2分たったら、お互いの名前や共通点を全体に発表しても盛り上がりますね。
時間があれば、もう1回別のペアでやっても楽しいですね!
「あー、楽しかった」と言ってもらえる保護者会をつくる
この記事では、保育園の保護者会や懇談会ですぐに使える、アイスブレイクのネタをまとめました。
- アイスブレイクのねらい
- アイスブレイクのやり方
- 失敗しない5つのポイント
- アイスブレイク17選
アイスブレイクをやると、みなさんが温かい雰囲気になるので、私も話しやすくなります。
実際にアイスブレイクをやるまでは「難しそう」と感じるかもしれませんが、何回かやっていくと、「次は何のアイスブレイクをやろうかな?」と楽しみになってくると思います。
みなさんもぜひ試してみてくださいね〜!
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